自分なりに生きた証を残すブログ

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イギリス治験の体験談。問合せから終了まで全体の流れまとめ【イギリス】

こんにちは。イギリスで日本人対象の治験ボランティアを受けた記録になります。

今回は、問合せから終了まで全体の流れについてまとめます。

(治験については3記事でまとめます⇒ 費用まとめ感想まとめ

 

当初の旅の予定と随分変わってしまいましたが、

航空券費用など負担いただけるようだったので急遽参加しました。

しかし、なかなか全体の流れが見えず不安だったことを覚えています(特に費用面)

記憶が新鮮なうちに、流れについて記録を残しておきます。

 

先に一般的な治験の簡単な流れを一文で説明すると、以下となります。

◆応募⇒打合せ⇒UK入国⇒事前健診⇒入所⇒投薬⇒退所⇒事後検診⇒UK出国

 

 

イギリス治験へ応募・打合せ

今回治験ボランティアに参加したのは、ロンドンのリッチモンド・ファーマコロジー様になります。公式HPページや体験ブログなどで情報収集をし、バックパッカーの参加者も多かったのでこちらを選びました。

まずはボランティア登録を行います。公式HPからも登録はできますが、参加経験者に連絡をし、その人からの紹介という形で登録を申請しました。紹介した人には紹介料250ポンドが入るようなので、これを折半しようという魂胆です(せこいですが笑)

登録後は、実施される治験の情報とスケジュールがメールで送られてきます。すべて日本語です。概要やシステムが分からず、心配だったので何度も質問をしましたが、費用や入国時の注意なども含め、丁寧に対応いただけました。LINE通話での相談も行いました。

※後で相談もできますが、費用面の補助などについては先に細かく相談することをお勧めします。わりと臨機応変に対応いただけました。

 

イギリス入国

詳細を伺っていると、航空券代や宿泊費の補助がかなり手厚かったので、すぐにイギリスに飛ぶことに決めました。日本からも参加しやすそうです。ロンドンで会った人から聞いた情報ですが、ロンドンで航空券代の補助があるのはリッチモンドとUK治験だけのようです。

イギリスは入国審査がとても厳しい国です。治験が目的と明言すると入国できない可能性もあります。入国審査の実体験についてはこちらにまとめています。英語があまり聞き取れなかったので焦りましたが、なんとか入国できました (^_^;)

www.terra-hina.com

 

事前健診

治験ボランティア参加の前に、数時間の事前健診を行います。 内容は、健康診断と、実施される治験の詳細説明・同意書サインです。健康診断は、身長・体重・心電図・血液検査・血圧測定・尿検査・飲酒量や薬物使用の確認など、一般的なものでした。

詳細説明は、全34ページの同意説明書が2冊配られ(英語と日本語)、これに沿って行われました。参加には色々と条件がありましたが、とにかく健康であることが原則のようです。

事前健診の結果は1~2日後に連絡がきました。入所には優先順位があるようで、前回の治験で入所できなかった人を優先するようでした。その他の人は、健康順です。意外と競争率が高かったことに驚きました。

 

入所できず

事前に問い合わせた際に説明はされていたのですが、応募した治験の締め切り間際に事前健診を受けたので、優先順位の高い人が多く、 すぐに入所には至りませんでした。

次の治験が3週間後に募集開始されるということだったので、イギリスで待つことになりました。この間、特別補助費として、1日30ポンド※約4,350円を上限に、宿泊費補助が出ました。

※この期間でスコットランドに行ったりして観光してました♪

 ⇒ロンドンからエディンバラへのバス移動と観光記録

 

事前健診(次の治験)

前回の事前健診と同じ流れで行われました。自分と同じように優先順位が高い人が数人いましたが、検査に引っかかって入所できなかった人もいました。結局は健康な人が残るようです。

スタッフは日本人と、外国人が半々くらいでした。日本人対象の治験だけでなく、外国人対象の治験も行われているようでした。

 

入所・投薬

事前健診の約1週間後に入所しました。場所は同じです。2階と3階にそれぞれ25台ずつくらいのベッドがあり、投薬・検査が行われていました。定義はわかりませんが、ここのフロアまで入ることを入所すると言うようです。

入所には、投薬人数より少し多くの人が呼ばれます。初日は事前健診と同じ検査が行われ、ここでドクターの最終決定により投薬者が選ばれます。投薬に至らなかった人は翌日退所します。次回の治験に参加したければ、また事前健診からとなります。

2日目に投薬がされました。投薬は1回のみで、その後定期的に採血・尿検査を行います。治験の種類によって期間・検査内容は違うようです。外出はできないので、人によっては入所期間中は退屈だと思います。

 

退所・再入所・退所

僕が受けた治験は、入所12日⇒退所(休薬期間10日)⇒再入所12日 というスケジュールでした。休薬期間は自由に行動できるため、ロンドン周辺を観光していました。この期間も上限はありますが、宿泊費補助が出ます。

2度目の入所の際は、投薬が決まっているので焦ることもなく、すぐ順応しました。退所日は、同じ治験を受けた人たちと飲みに行きました。

 

事後検診・出国

退所して1週間後に事後検診となります。事前健診と同じように健康診断を受け、問題がなければ治験ボランティア全日程終了となります。問題があれば、滞在を延長し、問題が解決するまで通院などの措置を取ります。

航空券のチケットは、事前に日程を変更できるものを購入するか、事後検診終了後に購入します(イギリスは出国審査がありません)。補助金には上限がありますが、場合によっては臨機応変に対応いただけるので、相談すべきです。

治験終了後3か月間は、別の治験に参加することができません。

 

さいごに

流れだけをさらっと書くつもりでしたが、長くなってしまいました;

費用面の詳細や、入所中の状況・雰囲気・感想は別記事にしたいと思います。

m(_ _)m

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